主演は
清水美砂 といしだあゆみの2人で、戦中・戦後を舞台にした「女性の一代記」という路線を作り出していた当時の朝ドラの中でも、極めて異例の作品であり、現代を舞台に、いしだ・清水の2人を中心に阿川家というひとつの「家族」が、いろんな問題に直面しながら葛藤する、まさに「青春まっただ中」の家族模様を明るく描いた。脚本・井沢満による朝ドラらしからぬ、過激なシーン・セリフも話題になった。反響が好調だったため、のちに朝ドラ初の続編の話も浮上したが、実現には至らなかったらしい。あくまで噂程度の話だが、91年春からの同枠で続編をふたたび放送するはずだったのが、上層部の方で違う企画に差し替えられたのだとか。それが、同じ井沢による脚本、いしだ、橋爪らも出演している朝ドラ30周年記念作品として放送された「君の名は」であるという。(ちなみに朝ドラ初の続編を制作したのは、「私の青空」)麻子役のいしだはダブルヒロインながらも、当時の朝ドラ最年長・41歳のヒロイン役を演じた。また、SMAPが結成されたばかりの頃の
稲垣吾郎 がレギュラー出演しているのもトピックの一つ。平均視聴率は37.8%、最高視聴率は44.2%。